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弁護士とのトラブル
様々なトラブル
弁護士との間でトラブルが起きてしまって困っているという方からの相談をよく受けます。
トラブルを解決したり、予防する目的で弁護士に依頼したのに、その弁護士との間でトラブルになってしまったのではシャレにもなりませんが、実際にはそのようなケースが少なくありません。
お話をお聞きしていると、依頼者側に主な原因がある場合と弁護士側に問題がある場合に分かれます。最近では、弁護士による預り金の使い込みなど悪質な事案も目立っています。
私はこれまで役20年以上にわたって東京弁護士会や日本弁護士連合会において、依頼者と弁護士間のトラブル解消や懲戒をするための委員会や弁護士でない人が弁護士業務を行ってしまう場合の取締りに関する委員会に所属してきました。このような経験から、いくつかのトラブルの類型ごとに、お役に立ちそうな解決案についてお話ししてみようと思います。
信頼関係の喪失
民事や刑事の裁判を続けていくうえで、依頼している弁護士との間でことごとく方針の立て方が食い違うようになり、その結果信頼関係を失ってしまって、口をきく気にもならなくなったというケースがあります。
裁判のケースでなくても、特定案件に対する継続相談や顧問契約を結んでいる依頼者との間でも起こり得る問題です。
このようなトラブルは、依頼者が弁護士のどちらかが個性がきわめて強い人である場合によく生じます。稀には、両者ともに超個性的な人である場合もあります。
まず依頼者についてですが、私が40年を超える弁護士業を続けてきた中で、その方の個性があまりに強すぎそうであるため、受任をお断りした方が2、3名いらっしゃいます。
ご自分の考えが絶対的に正しいと信じて譲らない人、周囲のだれもを悪く言ってしまう人、ご自分のお金や物を少しでも失うことが絶対に許せないという人、何が何でも裁判を起こして相手をこらしめないと気が済まない人なのです。
このような人の場合、よほど穏和な弁護士でもなければ、どのような弁護士を依頼してもその関係が長続きしないものと思われます。
このような依頼者の方から弁護士とのトラブルに関する相談を受けた場合、私は一通りのご事情をお聞きしたうえで、率直にあなたの考え方や性格を抑えることから始めないとうまくいかないと思いますと申し上げます。
その結果、わかりました努力しましょうと言っていただける方はかなり稀であり、大半は私に対しても怒りの表情を見せながらお帰りになるのが普通です。
自分の考え方をよく聞かず、理解しようとしない弁護士が悪いのだと信じて疑わないタイプの人たちには、理解してもらう方法を見つけることが困難です。
そのようなタイプの方たちの訴訟の結果はほとんどの場合よくありません。
弁護士との間でトラブルが起きてしまって困っているという方からの相談をよく受けます。
トラブルを解決したり、予防する目的で弁護士に依頼したのに、その弁護士との間でトラブルになってしまったのではシャレにもなりませんが、実際にはそのようなケースが少なくありません。
お話をお聞きしていると、依頼者側に主な原因がある場合と弁護士側に問題がある場合に分かれます。最近では、弁護士による預り金の使い込みなど悪質な事案も目立っています。
私はこれまで役20年以上にわたって東京弁護士会や日本弁護士連合会において、依頼者と弁護士間のトラブル解消や懲戒をするための委員会や弁護士でない人が弁護士業務を行ってしまう場合の取締りに関する委員会に所属してきました。このような経験から、いくつかのトラブルの類型ごとに、お役に立ちそうな解決案についてお話ししてみようと思います。
信頼関係の喪失
民事や刑事の裁判を続けていくうえで、依頼している弁護士との間でことごとく方針の立て方が食い違うようになり、その結果信頼関係を失ってしまって、口をきく気にもならなくなったというケースがあります。
裁判のケースでなくても、特定案件に対する継続相談や顧問契約を結んでいる依頼者との間でも起こり得る問題です。
このようなトラブルは、依頼者が弁護士のどちらかが個性がきわめて強い人である場合によく生じます。稀には、両者ともに超個性的な人である場合もあります。
まず依頼者についてですが、私が40年を超える弁護士業を続けてきた中で、その方の個性があまりに強すぎそうであるため、受任をお断りした方が2、3名いらっしゃいます。
ご自分の考えが絶対的に正しいと信じて譲らない人、周囲のだれもを悪く言ってしまう人、ご自分のお金や物を少しでも失うことが絶対に許せないという人、何が何でも裁判を起こして相手をこらしめないと気が済まない人なのです。
このような人の場合、よほど穏和な弁護士でもなければ、どのような弁護士を依頼してもその関係が長続きしないものと思われます。
このような依頼者の方から弁護士とのトラブルに関する相談を受けた場合、私は一通りのご事情をお聞きしたうえで、率直にあなたの考え方や性格を抑えることから始めないとうまくいかないと思いますと申し上げます。
その結果、わかりました努力しましょうと言っていただける方はかなり稀であり、大半は私に対しても怒りの表情を見せながらお帰りになるのが普通です。
自分の考え方をよく聞かず、理解しようとしない弁護士が悪いのだと信じて疑わないタイプの人たちには、理解してもらう方法を見つけることが困難です。
そのようなタイプの方たちの訴訟の結果はほとんどの場合よくありません。